8月3日、東日本大震災からちょうど5年後の今年4月に完成したばかりの岩手県宮古市の田老野球場で、讀賣巨人軍OB6人(中畑清、庄司智久=以上28会、篠塚和典氏、定岡正二氏、外園正氏、林泰宏氏)による野球教室が開かれ、プロ野球28会は東京後楽ロータリークラブさんと共同でグラウンド整備用のカートを寄贈させていただきました。
中堅120m、両翼92mの同球場は震災で津波に呑まれた旧球場に隣接する元住宅地に造られ、外野の先は津波を止め切れなかった10mの防潮堤があり、そのすぐ向こうでは高さ14mの新防潮堤の建設が進むなど震災の記憶を大きく留める場所です。
4月の完成時にはキットカットでお馴染みのネスレ日本さんのご支援もあって球場周辺に18本の桜が植樹され、「キット、サクラサク野球場」という愛称も付けられるなど復興のシンボルになることが期待されています。
この素晴らしい球場で子供たちを含む多くの人たちが思い切り野球を楽しんでくれることを、28会一同心から願っています!
野球が結んでくれたご縁に感謝です!
~地元から届いたお便り(抜粋)~
この度は、田老野球場にグランド整備用品をご寄贈いただき大変ありがとうございます。早速利用し、関係者一同、カートの状態の良さと予想以上にグランド整備が捗ったことに大変感激をしました。宮古市の野球場から甲子園球児やプロ野球選手が生まれることを、関係者一同心から願っております。本当にありがとうございます。大切に使わせていただきます。
平成28年8月6日
岩手県宮古市教育委員会生涯学習課